先日行って来た幸福学×経営学のイベントでも紹介した待ちに待った書籍が発売されました。
昨晩、帰りがけに遅くまでやっている本屋さんでゲット!
昨日のうちにフォトリーディングしてざっと目を通して、今朝から丁寧に読みました。
今まで良しとされてきた経営学、経営手法があるのに、幸せそうに働いている人が少ないのはなんでだろう。そして社会全体に感じる閉塞感はどうしてだろうっていうのが私の長年の疑問でした。
一人一人が生活の大半を占めている働くことが楽しくなければ、社会も明るくならないんじゃないかなーと思っていたのです。
そのヒントがこの本にありました。
シンプルにいうと、利益追及することで幸せになるという今までの考え方ではなく、社員(や関わる人たち)の幸福を追及することが利益になるという考え方。
幸福学は以前から前野先生が提唱されていたことです。4つの因子に加えて今回ホワイト企業の3つの因子があったのも興味深かったです。ふむふむと納得。
そしてそこに経営学を組み合わせて、社員の幸せ、関わる人の幸せを考えて、セオリーだけではなく経営をされている会社の事例。これからの経営学についてのヒントなども盛り込まれていました。
事例には、知人でもある榎本さんのぜんち共済さんの事例もあったり、以前体験講座に来てくれた方が働く寺田本家さんのことが載っていたりしたので親しみやすかったです。
ダイヤモンドメディアさんの事例は今現在の理想の一つの形だなと思いました。自然の形を求めてこうなったというのが、私が理想の形だと思った理由です。
今までの経営学がもたらした3つの病
- 手法病
- 計画病
- 分離病
というのには思わずうなずいてしまいました。
人口動態も変わっている、購買プロセスも変化している、そんな中で幸せな未来のためにどうするか、ということだろうなと思います。
数年前に読んだBUSINESS FOR PUNKSと共に幸福学×経営学、大切な一冊になりました。
また何度も読みたいと思います。