最近注目の川原泉マンガへの想いを語ってみた。

フィギュアの羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルという素晴らしい成績だったわけですが、Twitterで、「宇野選手は作画が萩尾望都、ネームは川原泉」という話が広まっており目にしました。

作画も川原泉さんでいいんじゃない?という私的な意見はさておき、私の敬愛する川原泉さんの名前が出てきたので紹介しちゃいますよ。

今日は、私のマンガ愛爆裂するかもしれません。
うちは母が漫画でも本でも好きなだけ読みなさいという家で、どちらも禁止されることなかったのです。だから今でも活字は大好き。漫画もたくさん読みます。

本題の川原泉さん。
私と川原泉さんの出会いは中学校のとき、花とゆめを友達が持っていて借りて読んだのがきっかけです。その作品は「たじろぎの因数分解」

wikiによると、デビュー作だったようなのでそこからずっと読んでいることになります。えっと、1983年だから・・・35年!!(笑)

川原泉さんは、カーラさん、教授などと呼ばれることがあるのですが、教授という名前にふさわしくすごい知識量というかセリフの量が多いマンガです。

数学や歴史、スポーツと幅広い話が多々あります。そのどれもがすごい情報量。
そして知識もあちらこちらに散りばめられていてストーリーと知識と、面白さとシュールさとが混在されているカーラ節なんです。

当時の少女マンガの世界観とは少し異なる、花を背負ったり(時々するけど)、キラキラしたり(たまにしてるけど)、夢物語的(たまに違う意味でぶっ飛んでるけど)でもない話の数々に引き込まれました。
そもそも最初のタイトルに「因数分解」って入っている時点でおかしいですよね。
他にも「ゲートボール殺人事件」「中国の壺」「愚者の楽園」などなどタイトルも面白いものばかり。
「ミソ・スープは哲学する」「殿様は空のお城に住んでいる」もいい話だったなぁ・・
映画化されたのは「笑う大天使(ミカエル)」。
近年は「ブレーメンⅱ」も宇宙、種別を超えた和という大きなテーマを感じます。

えっと話が尽きないので、今回話にでたスケートの話がこちら。
「銀のロマンティック・・・わはは」

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単行本のこちらの本に入っています。
初版もどこかにダンボールである気もしますが、文庫があるから手放しちゃったかなー
表題の甲子園の空に笑え!も最高です。
弱小野球部が甲子園に行く話。

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で、先日寝る前に久々に読んでみたら、やばい。
銀のロマンティック・・・わははって書いてあるのに最後号泣。

笑いも感動もできる今読んでもグッとくる話でした。

ちなみに、この中に出てくるブライアンオーサーさん。
話の当時(1986年)はトップ選手で、現在の羽生選手のコーチというすごい偶然も。
あと、ルールは当時のものなので今と違います。

本当に川原泉さんの漫画、大好き。たくさんの人に読んでほしいなー!