マザーリングマネジメント イントロダクション講座に参加しました

こんにちは。

一昨日、マザーリングマネージメント イントロダクション講座を受講してきました。

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マザーリングマネジメントとは、「自発的に仕事に取り組むご機嫌な社員を増やす」マネジメントと定義されている新しい形のマネジメントです。
講師の金子祐子さんは、ホテルグリーンコアというビジネスホテルの社長でマザーリングマネジメント協会会長。大好きで尊敬する先輩経営者のお一人です。
そんな祐子さんからお誘いいただき、タイミングぴったりだったのでお伺いしてきました。

マネジメントについて思い起こすと、私はマネジメントする側、される側どちらも体験していますが、そのどちらもかなり固執した管理型指示型のマネジメントだったように感じます。

管理していた頃は、ファーストフードの鬼インストラクターとして各店で有名でした。辞めて10年後くらいにネット上でその頃の書き込み(◯◯店のおとさんは厳しかった・・・等)を見つけるくらい。

例えば、アルバイトの女の子が爪を伸ばしているのに気付きました。もちろんNGです。爪切りを渡しながら「爪切ってね」と言うと、「明日デートなんですー!見逃してください〜!」と言われました。

そこでの私の答えは「切れないなら今日は帰って。爪を切ったらシフトに入ってね」というだけです。当時の私はだって決まりだもん。と悪気もまったくなく、気持ちはわかるけどそれは無理!と紋切り型で終わらせた気がします。
その子はそのまま帰って2度と来なかったような気がします。

もちろん例外を認めシフトに入れることはできませんが、言い方、そして対応の仕方ってもんがあるだろう!と今は思います。

また、自分が管理されている側だったときは、自分の意見は求められておらず、言っても否定、とにかく上司の言う通りにしてほしい(言うとうりにしろ)という指示を受けることが多かったように思います。

自分なりに考え、こうしたい。こういうことはできないか?と提案をしても、「それじゃだめだめ。もっとこうして、ああして。」と指示されることの繰り返しでした。

自分の捉え方なので、当時の上司との相違はあると思いますが、当時の自分はそう思っていました。

徐々にやる気が薄れ、大好きな仕事だったのに思うようにパフォーマンスが発揮できないという負のスパイラルに陥っていったことを覚えています。

それから退社し、フリーで仕事をしてきたので、マネージメントというとその頃のイメージから更新されていなかったのです。

更新されたのは数年前、この本に出会った時のこと。祐子さんと仲良くなったのもほぼ同じころだったと思います。
一言でいうなら「えー!ずるーい!私もこんな上司の元で働きたかった!」

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http://www.amazon.co.jp/dp/4903721329

ホテルグリーンコアさんの素晴らしいサービス・ホスピタリティとそこに至るまでを取材して書かれた「巡るサービス」

現在の素晴らしい体制に至るまでの様々なことから生まれたのが今回受講したマザーリングマネジメントです。

イントロダクション講座は2時間で概要を知ることができます。
メモを少し見てみると。

大切なことは人間関係
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自発性を出しやすい環境にするのがマネジメントの役割
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など、2時間とは思えない情報の量と深さです。

マネージメント層のみならず、会社やコミュニティ内や家族での人間関係に悩んでいる人も一度受講されると、何らかのヒントが得られると思います。

講座中いちばんのトピックは、自分と相手の関係性においての話の中で以前も聞いていたことを間違えたこと!その学びの内容を体現してしまいました(笑)
これで多分忘れない気がします。(あやしいけど。)

先には基礎講座、マスター講座などがあり、学びを深め伝えることができるようになっています。

この学びの後、爪を切ってこなかった当時のバイトの子になんて声をかけるだろう?と考えました。
「今回例外を作ったらどうなると思う?そのままで食品を扱ったらどうなると思う?」と問いかけるところから話を始めるのかな。
これだけでもかなり違う結果がでるんじゃないかな。なんて妄想してみました。

マザーリングマネジメントは、これからの主流になるマネジメントの考え方の一つだと思います。
激しくおすすめです!

マザーリングマネジメント協会