月別アーカイブ: 2015年10月

まちだ女性創業スクールに思う3

まちだ女性創業スクールのスタートに合わせて自分の起業、いやこれまでを振り返っているシリーズその3です。

書いては直し、書いては直し・・を繰り返していて時間がかかっていますが、いい振り返りになっています。

まちだ女性創業スクール外

その1では、会社員を辞めてからフリーへ。そして起業へ向かおうとするも別のことを始めるまでを。
その2では、創業塾を受講したこと、そこから経営の勉強を始めた経緯

について書きました。

その3では、経営の勉強を始めてからひと段落するまでのことを書いてみたいと思います。
資格試験体験記のようになってしまいました(笑)

 

経営をもっと知らないと起業してもだめかも!と思った私ですが、創業塾で知った「中小企業診断士」という資格に興味をもちました。

勉強を始める前に、最初はどんな資格かなと思って数冊中小企業診断士について描かれている本を読んでみました。
「コンサルタントの国家資格」という資格らしい。
やたらと勉強範囲は広いのですが、情報収集をしていると広く浅くという雰囲気を感じてそれならばなんとかなるし、今後にいいかも!とチャレンジすることを決めました。

最初は独学でと思い、参考書を一通り揃えて勉強を始めたのですが、独学は難しいかも!とすぐに思うことになります。

理由は2つ。
1つめは「学び方を忘れてた」ということ。
付属高校を出ているため、高校受験まではがっつり勉強もしていたのですが、高校入学以降はバイトしたりバンドしたりと最低限のことはしたものの、受験勉強的なことはもうしていませんでした。おまけに社会に出てからも10年以上経っています。綺麗に学び方を忘れていたのです(笑)

2つめは理系だったということ。
中小企業診断士になるために必要な科目は7つあります。

1.経済学・経済政策
2.財務・会計
3.企業経営理論
4.運営管理(オペレーション・マネジメント)
5.経営法務
6.経営情報システム
7.中小企業経営・中小企業政策

この中で今までのキャリアで使えるものは1つ。
経営情報システムだけだったのです。

 

会社員の時にマーケティングの部署にいたことと、接客のインストラクターをして店頭に立っていたこともあるので、運営管理の一部は体感的に理解できるものの学んだ内容ではありませんでした。
大学の一般教養で法学はやっていたものの、そんなのとっくに忘れているし・・
と、比較的はじめてすぐにこれはやばい・・・と気づくことになるのです。

そして学ぶにつれ、この資格に必要な学びは広く浅くじゃなくて広く深くだったことを知り、さらに二次は記述式という難関資格であるとわかり、その割に専従業務がない・・・ということに途方にくれるのでありました。

餅は餅屋。試験のことを良く知っているプロに学んだ方が早い!と専門学校に通うことにしました。しかし、学校に通おうが、何をしようが、勉強の仕方を思い出すはずはありません。

それも理系の勉強では、基本的なことは記憶しますが、それをどう活用していくかという学びが多かったのですが、法律や経済はすでにあるものを丸暗記しておくことが求められます。

 

暗記方法、何かないかな・・・と思っていろいろ調べてたどり着いたのがマインドマップでした。

マインドマップはちょうど日本語の本が出た頃2006年終わりくらいに本を読み、2007年にミニ講座を受けるもののあまりしっくりこず途中で諦めたのですが、2007年の試験で1次試験の全科目が通ったわけではなかったので、2007年の末にきちんとした講座を受けました。

今考えると、何度も挫折したのに毎回気にかかり、やってみたら効果はありそうだと思えたことがやめなかった理由なのだと思います。

そして2008年からマインドマップを活用し、試験勉強にも仕事にも使えるようになってきてその力を実感します。

2008年、結婚してから続けていた派遣でのお仕事のチームが解散になります。
アメリカの企業が派遣先だったのですが、半年早くリーマンショックのあおりを受けていたことが後からわかります。

勉強を始めたものの、今度は収入がなくなり、さてどうしようと思っていたところで、運良く2つの業務委託先と出会います。
1つはセミナー講師の方のアシスタント。
もう1つは障がい者雇用を促進させる会社さんで、調査のまとめや、メルマガ執筆などコンサルタントの方のアシスタントというかなんでもやらせていただいて様々な体験ができました。

マインドマップという武器を手に入れ、仕事もなんとかなった翌年2009年に1次試験に合格。(7科目全部の合格ということです。)2次試験はNG。

そして迎えた2010年にターニングポイントを迎えます。

2次試験の受験資格は、1次試験を受験後翌年まで。
2010年の2次試験に向けて勉強を進めていました。
その2010年の春先に、その後すぐに2年弱お世話になった2つの業務委託先からの卒業をさせていただくことになりました。そこから2次試験まで集中しようと思っていたのですが、同じ頃に出会っていたフューチャーマッピング(全脳思考)との出会いで、自分のやりたかった方向を思い出すことになりました。

フューチャーマッピング(全脳思考)とは、利他の精神、物語の力を用いて、発想の枠を超えて未来を作れるものです。
言い換えると、視点を高く、遠くを見ることができるものなのです。

自分の未来を描くことを覚え、他人の未来を描くことをやり始め、チームや企業の方とのおつきあいが始まりました。

一方、2次試験の勉強も進めており模試でも常に合格圏内におりました。

ですが、この年の試験は不合格。

 

この時の選択肢としては3つありました。

1.翌年からの大学でMBAと共に資格を取得する。
2.また1次試験から受験をする。
3.資格試験の勉強をやめる。

この時に、「自分がそもそもどうしてこの受験を考えたのか」を思い出しました。
すると、「事業をしたかった自分」というものに戻ったのです。

自分で何かを生み出して社会の役に立ちたい。

ちょうど40歳になったとし。会社を卒業してから10年です。
試験に時間とエネルギーを割くよりも、実業に向かって動きたい。
動いておかないといけない気がする。

そんな思いが強くなってきたのでした。

ランチパスポートでまちだめぐり その22:お好み焼き わらえる

死ぬ直前、何が食べられるのか選べるなら何を食べたいか考えたことありますか?

私はあります。
家族と話をして、延々1時間半以上悩んでいたでしょうか。

その結果3つに絞られました。

寿司と焼きそば
そして最後のひとつが「お好み焼き(広島風)」です。

そのくらい大好きなお好み焼きのわらえるさんにランチパスポートでお邪魔しました。

広島焼き豚入りが540円でいただけます。

IMG 7897

お店に着席するとお店の方が鉄板を温め始めます。
おっまさか自分で焼くの?とドキドキしますが、
広島焼きは厨房で焼いてくれてできたものを鉄板の上に置いてくれます。

ですよねー!よかったよかった(笑)

食べることに集中します。もぐもぐ。「うまい。やっぱりお好みだよねー(心の声)」
小さなヘラで切りつつ、回しつついただくのがお作法と聞いたことがありますが本当でしょうか。
そもそも私はヘラのまま食べるのはできないので、お箸で好きなようにいただきました。

熱々のお好み焼きには冷たいドリンク!

IMG 7899

ビールと行きたいですが、まだお昼なのでウーロン茶を選びました。
(ドリンクは別料金です。)

こちらのお店は食べ放題で自分たちで焼いてソースを塗って・・ということもやっているようなので、席にソースも設置してあります。しかし海苔やネギがかかっているところに刷毛でソースを塗るのは申し訳ないように感じ、席に置いてあるツボから刷毛を使ってポタポタ落としながらいただきました。
かけられるソースも一緒に出してくれると嬉しいなーとちょっと感じましたが、とっても美味しくいただけました。

余談ですが、お店に入ると大きなモニターで天皇杯がやっていて魅入ってしまいました。
ゼルビアではなかったのが残念ですが・・・(笑)

代表戦などはがっつり音も出してお店全体で楽しむこともあるそうです。
今度はそんなタイミングでもお邪魔してみたいと思いました。

満足満腹ー!ごちそうさまでした!

【お店情報】
お好み焼き わらえる
町田市原町田4-4-2 昌興ビル2F
TEL:042-850-8211

http://www.tamago-plus.jp/waraeru/

ランチパスポートでまちだめぐり その21:讃岐うどん かいと(3回目)

昨日、10月22日は3回目となるかいとさんへ行ってきました。
大好きなんです。


ランチパスポートでいただけるのは、黒かいとか赤かいと。
3回とも、大好きな黒かいとにしちゃいました。

秋冬のメニューに変わっていて、いろいろいただきたいものがありました。
牡蠣のうどん、豆乳のうどん・・・いろいろあって悩みます。

しかし今回も黒かいと(笑)
手打ちの美味しい麺に、美味しい具。
やはり最高です。

今日は海鮮かき揚げのハーフ(260円)も追加。


揚げたてのサックサクの美味しさです。

今日も満足満腹。ごちそうさまでした!

【お店情報】
讃岐うどん かいと
町田市野津田町2413-1
TEL : 042-737-3310
http://udon-kaito.com/notsuda/index.html

ランチパスポート掲載ページ:79ページ

ランチパスポートでまちだめぐり その20:はるたん

1週間間が空いてしまいましたが今日もランチパスポート。

昨晩、事務所の仲間達と楽しい宴。楽しすぎて二日酔いで迎えた朝。
昼からは気合をいれるぞってことで今日はラーメンです。

お店ははるたん

IMG 7474

普段はチョイスしない豚骨醤油ベース。家系らしいです。

ちょっとドキドキしたのですが、臭みはあまり感じず食べられました。

途中で酢を入れてみたところ、味がガラリと変わって美味しくいただくことができました。

ランチパスポート、何回でも使ってくださいとハンコは押さないそう。太っ腹!
通常メニューはチケットを買うようですが、ランチパスポートは現金です。
ご飯か味玉を選べたので、私は味玉を選択しました。とろりと美味しい味玉でした。

気合の入るがっつり系。

おかげさまで、二日酔いも復活し、その後プレゼン資料を作って発表まで乗り切ることができました。

ごちそうさまでした!

【お店情報】

はるたん
住所:町田市原町田3-1-4 町田ターミナルプラザ2F
Tel:042-860-7386
http://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13169283/

ランチパスポート掲載ページ:P52

まちだ女性創業スクールに思う2

こんにちは。まちだ女性創業スクールのスタートのタイミングで自分の起業を振り返っているシリーズその2です。

まちだ女性創業スクール外

その1では、フリーで仕事をするようになった経緯と、高齢者向けパソコン教室で起業したくて創業塾に行ったのに、派遣社員になり、経営の勉強をするようになったという前のところまでを書きました。

http://blog.wayomi.com/archives/678

今日はこの続きから。

実は少し時間軸が前後しています。

派遣社員になったのは、結婚することがきっかけでした。
結婚が決まり、一緒に住み始めるときにIT関連のお仕事は一旦一息いれることにしました。

お家も整えたいし、としばらくは家にいる日々。
しかしそこでわかったのは、自分は仕事をしていないとだめなタイプ・・・専業主婦不適合な自分でした。
ものの2ヶ月も経つと暇で暇でイライラマックス!

朝ご飯とお弁当を作り夫を見送り、洗濯と掃除をしても所詮二人分。あっという間に終わります。
一箇所ずつ綺麗にしたりしても大して広くない家。すぐにやることはなくなります。
ホームページ作って遊んだり、ブログやmixiしたりで1日が過ぎていきます。
夕方からは夜ご飯を作って夫を待ちますが、もともと料理はしていたのでそれもさほど時間がかかるわけでなし。
もともとある本を読んだり、カフェにも行ってたのかなぁ。
写真を撮っていたので、カメラを持って撮影散歩にはよく行っていました。

贅沢な日々ですが、あっという間につまらんと思うようになってしまったんです。

さて、どうするかと考えたら働け。ってことなんですが、「仕事もしたいけど、30も半ばで子供もそうそう先延ばしにはできないタイミング。」という悩ましいお年頃(と思い込んでいた)だった当時の私。

正社員ならギリギリ転職できるかどうかの年。かなり難しいかも?でも入れてもいきなり産休というのも・・・と躊躇し、フリーのお仕事を再開しようかと思ったものの、IT関連のインストラクターは価格が暴落していたことも一息いれた理由だったので少し考え、ならばと派遣社員で少しやってみるかと思ったのでした。 事業をやりたいと思っていたのでお金を貯めることもできるしと思ったこともきっかけでした。

ほどなく決まった派遣先。初日に出勤しようとしたところタイツを履いた瞬間に「ぎっくり腰」で起き上がれなくなり、そのまま病院送りに・・・こういう「サイン」があるんだなと思うようになった最初のわかりやすい出来事だったように感じます。
というのも、この派遣先では、ストレスで動悸がひどくなったり、しまいにはめまい外来などに行くようになるのですが、それはまた興味がある方がいたらそのうちに。

 

さて、派遣社員として働き始めたころ知ったのが女性向けの創業塾。ちょうど1,2ヶ月後からスタートといういいタイミングでした。以前から考えていた高齢者向けのパソコン教室の事業を形にするために必要なことが学べると思って参加を決めたのでした。

余談ですが、創業塾に行き始めたタイミングで写真の個展もして、そのあたりで入籍して各種手続きを行うという、今考えるとすごいドタバタの数ヶ月でした。なんでそんな時に一気にいろいろやったのか。
後から見ると、この時期は春夏秋冬理論では春2年目の月は夏時期の数ヶ月。その先へ向けて勢いよく伸びている雰囲気が超納得でした。春夏秋冬理論の話もまた今度。

 

話を創業塾にもどしましょう。
この創業塾では、ビジネスモデルの作り方(当時は事業計画書の作り方という言い方だったと記憶しています。)や、融資の受け方、マーケティングなどのビジネスの基本のきを学びました。
一般的な創業塾の内容です。

このときの私は、やりたいことがかなり明確で経験もある分野だったこともあり、ビジネスモデルも組み立てやすかったことを覚えています。先生方からもこれはすぐにできますね。ぜひチャレンジをという言葉を何度もいただきました。

にもかかわらず!なぜやらなかったのか。理由は2つ。

まず1つは、お金の面。
先述した写真展で1度だけ講義を休んでいます。それが「資金繰り」のところだったんですね。

パソコン教室をやろうと思っていたので、教室を借りること、パソコンを導入することで数百万から一千万くらいの融資が必要になる計算でした。(場所とどんなパソコンを導入するかによりますが)

今考えれば、事前準備を進めて補助金等で最初のまとまった金額の融資額は減らせるし、全額融資を受けても、きちんとやっていけば数年で返済できる金額だと思います。機器に関しても、リースを使うことで初期導入費を減らすだけでなく、修理や新しい機器導入ということリスクにも対応しやすくなるなど、いろいろな手があることがわかります。
知らないことならプロに聞けばいい、手段はいくらでもあります。それもある程度までは無料で。

しかし、そのときの私は、授業にも出ておらず、よくわからない分野のことだし、さらに自己資金もあまりないしなぁ。。。と、それらしい理由をつけて踏み切ることをしなかったのでした。 やらないための理由ですね(笑)

そしてもう一つのそれらしい理由は「もっと経営のこと知らないと、起業なんて無理!」と思っちゃったんです。

これは本当に今なら言える。馬鹿か!当時の自分!と。

創業塾の後、数ヶ月後に控えた結婚式の準備に時間を取られることが多くなってきました。
さらに家庭の事情があったこと、そして未来の子供のことなど、取らぬ狸の・・・をいろいろ考えて「経営関連の勉強をして資格を取った方がいいんじゃないか」という結論に至りました。結論ちゃうねん。それ言い訳や!

まぁそんな可愛げのあった当時の自分ということでツッコミは入れつつ、まぁ仕方ないと思うことにします。実際その時は真剣に考えたことですし、それが自分の道だったわけです。

 

そして結婚式が終わって間もなく、時は晩秋。ツッコミを入れる未来からの自分の声は届くはずもなく、創業塾ではじめて知った「中小企業診断士」の資格を取ってみようかなと思い少し参考書を買って勉強を始めてみたのです。

 

次は、この勉強を通して今につながる出会いがあったりしたことをまとめてみます。

 

しかし、当時(もう10年近く前になります)パソコン教室の経営を始めていたらどうなっていたでしょうか。
地元に密着で続いているか、フランチャイズでガンガン広げているのか、はたまた潰しているか。

もしもはありませんし、やらなかったことも私の道。不思議と後悔はありません。
でもやっておいても面白かっただろうなとは強く思います。やってもやらなくても大差なかったんだったら、やったほうが得!って感じでしょうか。

そんな経験から、今は自信をもって、相談されると「悩んでるならできる方法考えよう!」と日々お伝えして一緒にできる方法を考えて実行するお手伝いなんかもしているわけです。