責任ある仕事をし始めたのが、マニュアルを作って人を教え始めた20歳の時だとしても、すでに人生の半分以上仕事をしていることになります。
私も若い時はタイトルのように「なんで自分ばかり忙しいの?」って思ったこともありました。
ここから抜け出すためにはどうするか。
一言で言うと
自分で自分の時間をコントロールする
だけなのですが、いくつかのコツ・ヒントを書いておきたいと思います。
【時間の使い方】
自分で自分の時間を決める。
具体的には、この時間に何をするか。
しなくてはならないことをどの時間にやるかを決めていく。
あと、したいこともどの時間に何をするか決めておく。
この繰り返しで、自分で自分の時間を決めている感覚ができて来ます。
【仕事の進め方】
具体的な仕事の進め方ですが、「わたしばっかり!」ってなっている時って結局ゆとりがない時です。
なぜゆとりがないかというと、抱えているものが多いとか、やることが多いというのはそうなのですが
今日までの仕事を今日がんばる
というスパイラルができているから。
これは、着手が遅いということの起因していて、その理由は他で忙殺されるからということと、完璧主義によるものがほとんど。
そして今日までのものをぎりぎりに次の人に回すという癖ができていると、次の人もゆとりがなくなるし、ギリギリでごめんね!という常に相手に対して申し訳ないという意識で仕事に向かうことになります。
仕事中によく謝る人は少し振り返ってみるといいかもしれません。
謝らなくてもいいところで謝るのは不要なこと。
明日までの仕事を今日がんばり次に流す
ということを心がけるとかなり忙しさから解放されます。
自分にバトンが残らないから気が楽なのです。
さらに、どうせがんばるならもう一歩がんばって
明後日までの仕事を今日の段階でがんばり次に流す
これができたら最高です。
次に渡された人もゆとりをもって着手できるし、
遅くなってごめんねという変な罪悪感からも解放されます。
そして忙殺されている感じ、追われている感じからも解放されます。
ここで邪魔するのが「完璧主義」
ギリギリになって着手してギリギリに出来上がって100%できればいいけど、
そんなことは稀なこと。
というか100%ってなんなんでしょう。
今できる最善を、今できる最も早く形にして次に出していく。
この繰り返ししかないと思います。もちろん精度を高めることは必要ですが、ずっとやっているから100%になるかというとそうでもありません。
これ以上はできないかなというところで手を離す。
という踏ん切りの良さも必要なところだと思います。
綺麗な表を作るのに時間がかかるなら、手書きとか、ざっと作っただけの表でもいいのでわかりやすく早めに渡す方がどれだけ仕事の質は高まることか。
大切なのは中身です。
最悪、ギリギリになりそうな時に
どれだけ早く、いつまでに送れるか(できるか)を連絡すること
これだけでも自分が持つイラッと感が減って来ますよ。
相手に連絡したことでゆとりがうまれます。
まとめるとポイントは
滞留しない
ということに尽きると思うのです。それがゆとりをもたらします。
そして、人の時間を大切にすること。次の人、その次の人がやりやすいようにタイミングを考える。その中で最善を尽くすこと。
「なんで自分ばっかり」と思っている時って「私も大変なんだから、次の人もわかってくれるでしょ」「すぐ確認して返してよ(自分は忙しいんだから)」ということをしがち。
周りも仕事だから対応してくれますが、人の時間を無理やり奪っていることに気づきましょう。
私は、このあたりを意識するようにしてから仕事が随分と楽になりました。